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『“七五三写真事件”に学ぶ』

ペンネーム:プーさん

挿画 子育ての体験を書かせていただきます。長男が5歳の時、七五三の写真を撮るために写真館に行きました。写真館に入るまでは普通にしていたのに「ぼく、この着物に着替えて写そうね」と言われると急に涙を浮かべ「嫌だ」というのです。「どうして嫌なの」と聞くと「はずかしい」と言います。「おじいちゃん、おばあちゃんに写真を送って見せてあげようよ。」と言いますが、拒み続けて「撮る」と言わないので仕方なく写真館の人にお詫びして帰ったということがありました。

 日頃からお世話になっている先輩に、写真館での様子を話しました。じっくりと聞いてくださり、「大切なことを教えてもらったね。子どもがしようとしていることを、親の都合でやめさせたり、子どもの意志にないことを親の考えで押し付けたりすると、表現の少ない、表現することをおそれる子どもになるんだよ…」と教えてくださり、自分達の子育てが伸び伸び育てる正反対のことをしていることを気づかせていただきました。

 小学校入学の時には「新入生代表挨拶をしてください」と学校の先生から電話を頂いた時には、本当に出来るのだろうかと心配になり何度も練習しました。その後、小学校の野球部のキャプテンをしたり中学高校では寮の役員を務めたり、周りの人やタイミングに恵まれ人前で表現するような機会を経験しながら育ちました。中学高校時代に野球をしていて怪我をしてつらい思いをした経験があるので、好きなスポーツを怪我であきらめる人を救いたいとの願いを持って、現在は理学療法士として患者さんと対話しながら整形外科クリニックで勤務しています。

 もし、あの時に親の在り方を教えていただいていなかったら、親の考えを押し付け続けていたのだろうと思うとゾッとします。「七五三写真事件ありがとう」と感謝しています。

  
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