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『幸せは相手次第 じゃない』

ペンネーム:あーさん

 近頃、「結婚ニート」「恋愛ニート」なんていう言葉があります。人は自由ですから、無理にだれかと付き合う義務はありません。でも、例えば食事をしながら「おいしいね」と言い合えるパートナーがいるということはとても幸せなことだと思います。

 仕事柄、結婚に対する心の持ち方や、夫婦としての心構えを尋ねられることがあります。そんな折、私がいつもお伝えしていることは、「相手に幸せにしてもらうのではなく、自分が相手を幸せにする」ということです。

 結婚の条件として、価値観の一致、年収など挙げる人は多いでしょう。これらの条件をクリアした人と結婚すれば幸せになれる。逆に言えば、相手がこの条件を満たしていなければ幸せになれない。だから結婚しない、というのでしょうか。

 幸せって相手で決まるというこの考え方。これって、自分の人生の幸せの鍵を人任せにしていることになりませんか。自分の幸せは自分が作り上げていくものなんじゃないでしょうか。結婚するということは、お互いに相手のために努力して幸せを作り上げていくもの。幸せになりたいと思うなら、条件ばかりを盾に取るのではなく、相手を通して幸せな夫、幸せな妻となるために自分が努力すれば良いのです。

 本当は、伴侶となる人の条件などは持たない方がスムーズに運ぶと、私は思っています。敢えて一つの条件を挙げるとすれば、「誠実な人」ということです。どんなに学歴があっても、どんなに高収入でも、誠実さに欠ける人はいずれボロが出ます。
 誠実な人で、「自分がこの人のために少し頑張ってみようかな…」と、思える人と巡り合ったら、迷わず「お付き合い」をお勧めします。

 最初にお伝えしたように、「おいしいね」と言い合えるパートナーを持つことは、心楽しくすばらしいことだと、きっとあなたは思うことでしょう。

  
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