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楽しむ力

片手間遺伝子発現!?

ペンネーム : 鉢かづき

 「子は親の鏡」と言うけれど、ありえない仮想遺伝子も時折映し出して見せてくれる。それは親にとって育児の楽しさ(?)でもある。

 片手に大きなぬいぐるみを持ったまま、空いている手で重たい絵本を持とうとして落としてしまう。これと似たような、苦笑いする光景を、これまでもよく目にした。持っている物をとりあえず置いて、両手で持てば何でもないのに、一度手にした物を手放すという行為がとても難しいらしい。しかし、どうも自分にも思い当たる節がある。

 冷静に考えれば両手を使った方が確実に効率良くできるのに、今手にしている物事を、一旦放して横に置くという手間を省くため、ついでに心配りも一緒に省いてしまい、つい片手間でやろうとする。そして手放せない自分の横着な性分に気付き、大いに反省するのである。片手間な分、心の込め方は2分の1の省エネモード。おそるべし片手間遺伝子、親子間で息づいているとは……。

 育自にも役立つ仮想遺伝子を、映して気付かせてくれる子供に感謝! 共に育っていけるなら、こんなに楽しいことはない。

 


子供の都合?親の都合?

ペンネーム : くじら

 5歳になる子供と初めてディズニーランドへ行くことになり、親の方が興奮しながら、子供のためと思って必死に計画を立てました。

 そして当日、駅からディズニーランド入口に向かって歩いていると、ミッキー仕様のモノレールが見えました。それを見た子供が「あれに乗りたい」と。モノレールは入園しなくても乗れるもの。早く入園して、アトラクションの優先入場チケットを取らなければなりません。「モノレールは後にしようね」と言いながら入園。しかしアトラクションが終わるたびに、「次はモノレール!」と言います。もう仕方がありません、お昼のパレードが終わって、一旦外に出ました。モノレールで一周、もっと乗りたいと言うので、もう一周。さぁ次は……と思った時、「もう帰ろう」と言うのです。夜のパレードも見るつもりで、ホテルまで予約をしていたのに=B