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愛はコミュニケーション

夫は山へ、妻は海へ

ペンネーム : くじら

 結婚して、最初は関東に住んだ私たちでしたが、休みの日に出かける場所について、おもしろい発見がありました。妻が行きたい場所は、鎌倉、三浦、江ノ島と海辺ばかり・・・・・・、私が行きたい場所は日光、軽井沢など山の中ばかり……。正直、妻はなぜ海の方ばかり行きたがるのか……と思っていました。もちろん、そんなことではケンカにならず、今回は鎌倉へ、次回は日光へと代わる代わる出かけていました。そんなある日、夫婦間の違いを理解するためには、育った環境の違いを理解することが重要だ、という話を聞きました。山で育った人は海に憧れ、海で育った人は山に憧れることがあるのだそうです。なるほど、そうだったのか……と目からうろこのような気分でした。

 妻は北海道の富良野出身、北海道のど真ん中、山の中で育ってきました。私はというと、父が転勤族で、小さいときは銚子、高松、神戸、新潟、長崎と港で有名な都市を転々としていました。その環境の違いから、私はどちらかというと山に行きたい、妻はどちらかというと海に行きたい、そんな夫婦になっていました。

 先日温泉に行こうと思い立ちましたが、関西に住んでいる今、私がすぐ思い浮かべたのは山の中の有馬温泉。妻は海沿いの南紀白浜温泉。生まれも育ちも違って当たり前、好みも行きたい場所も違って当たり前、そんなお互いの積み重ねを全て受け入れ、理解していくのが夫婦間の愛なのだな、とつくづく思いました。

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